19世紀の偉大な科学者であり、小学校の課題図書にもなっている名著『ロウソクの科学』で知られるように一般への科学普及の面でも先駆者であったファラデーは、毎週金曜の夜、一般市民向けに「金曜講話」と呼ばれる講演会を行っていました。市民への科学普及の先駆けであるこの講演会は好評を博し、かつその参加料収入はファラデーの研究の助けとなりました。
「金曜天文講話」はファラデーの例にならい、金曜日の夜、京大の天文学者が最先端の天文学の研究成果を市民向けにわかりやすく講演し、参加者から頂いた寄附あるいは参加費の一部を京大花山天文台の運営費に活用することを目的としています。
花山天文台へのご支援を兼ね、最新宇宙研究のわくわくする話を聴いて、いっしょにわくわくしませんか?
京都大学大学院理学研究科 附属天文台 教授 柴田一成
京都大学大学院理学研究科 宇宙物理学教室 教授 長田哲也
主催:京都大学大学院理学研究科附属天文台
共催:一般財団法人花山宇宙文化財団、京都大学大学院理学研究科宇宙物理学教室
対象:中学生以上
日時:毎週金曜日午後6時半~8時
場所:キャンパスプラザ京都
参加申込:不要、定員100人(先着順)
参加費:各回ごと1000円 (高校生以下500円)
前期 チラシ表 | 前期 チラシ裏 | 後期 チラシ表 | 後期 チラシ裏 |
第1回 5月10日(金) 柴田一成「太陽フレアと宇宙天気予報」
第2回 5月24日(金) 嶺重慎「複雑な宇宙~カオス・フラクタル・べき分布」
--->4月10日に「ブラックホール初撮影」という、とても面白い話題がでてきましたので、
急遽、内容を変更し、「ブラックホール初撮影の衝撃」というお話をさせていただきます。
第3回 6月 7日(金) 佐々木貴教「太陽系探査の過去・現在・未来」
第4回 6月21日(金) 太田耕司「宇宙の果ての銀河を探すっ」
第5回 7月12日(金) 前田啓一「超新星から迫る恒星最期の100年間」
第6回 7月26日(金) 長田哲也「岡山3.8mせいめい望遠鏡」
第7回 8月 9日(金) 榎戸輝揚「X線天文学者が挑む雷の謎」
第8回 8月23日(金) 川中宣太「星の最期とその後」
第 9回 10月25日(金) 磯部洋明「宇宙人類学入門」
第10回 11月 8日(金) 田中貴浩「アインシュタイン重力への挑戦状」
第11回 11月22日(金) 佐々木貴教「月の起源を解き明かす」
第12回 12月20日(金) 細川隆史「宇宙最初の星とブラックホール」
第13回 12月27日(金) 野上大作「太陽型星のスーパーフレア」
第14回 1月10日(金) 前田啓一「超新星を用いて宇宙を測る」
第15回 1月24日(金) 川中宣太「ブラックホールの人口調査」
第16回 2月14日(金)柴田一成「宇宙人はいるか」
過去の情報
2017年度金曜天文講話
2018年度金曜天文講話