京都 花山天文台の将来を考える会

金曜天文講話

第11回 7月14日 太田耕司(宇宙物理学教室教授)「銀河とその進化」


銀河とは、一言で言えば、星の大集団。星はガスから生まれてくるので、
銀河の進化は、ガスから星への転換の歴史と言ってよいでしょう。

現在の銀河の中には1000億くらいの星が存在していると考えられています。
銀河が進化しているなら、昔は星の数が少なかったのだろうか?
逆に、銀河中のガスの量は多かったのだろうか?といった素朴な疑問が浮かびます。

ここ10年程の研究により、ようやくこんな素朴な疑問に、ある程度答えられる ようになってきました。
銀河中のガスの量の進化に至っては、ALMAによる ここ1-2年の研究結果等でわかってきたばかりです。

この講演では、この素朴な疑問に我々がどのように挑んできたのか、 最先端の現場を紹介したいと思います。